雑木のヤゴ芽から京彩
- 日付: 2017.9.14
雑木盆栽の維持管理で大切なことの一つにヤゴ芽の処理があげれると思います。
ヒコバエとも言うようですが、足元から芽吹く不定芽と言ってどんな芽か伝わりますか?
この写真は長寿梅ですが、どれがヤゴ芽かわかりますか?
写真自体がわかりにくいですね・・・
この写真ではわかりますか?
中央少し右寄りです。
ヤゴ芽はぐんぐん伸びていて太い幹や古い枝からはあまり伸びた芽がついていないのがわかりますか?
この方が見やすいですか?
足元から芽吹いたヤゴ芽の処理が遅れると、長年育てた太く古い幹が枯れてしまいます。
ヤゴ芽が吹いたすぐは指先やピンセットで軽く撫でれば取れますが、伸びてしまったあとはハサミで切らないとイケない上に、切り口が傷になってしますので、伸ばしすぎないように毎日観察できるといいですね。。
今日先輩のお客さんの手伝わせてもらいました。
その先輩やお客さんについては後日紹介しますが、お客さんのお気に入りの長寿梅の足元からヤゴ芽が伸びていたのです。
五葉松を手入れしていましたが、中断してヤゴ芽の処理をしました。
今はそのお客さんが京都二条城での盆栽展に出展するために先輩が整えた木の写真だけにしておきます。
いい木ですね☆
開催期間は平成29年9月22日(金曜日)~24日(日曜日)午前8時45分~午後4時です。
大政奉還から150周年の節目に、徳川慶喜さんが明治天皇に政権返上を申し上げた二条城を舞台にした盆栽展です。
私、盆栽気狂も陰ながら協力させてもらっています。
こちらは数日前に同じく二条城に出展するための引き取りを手伝わせてもらったときの写真です。
おそらく日本一のケヤキ盆栽かと。。。
私の役目は荷運びです。
粒ぞろいの盆栽を至極の美で彩った展示会をお楽しみいただけるとうれしいです。