立春
- 日付: 2018.2.4
東風凍解
(はるかぜこおりをとく)
旧暦の新年を迎え盆栽歴12年、年期明け2年目の盆栽気狂こと内田悠介は新たな決め事を静かに発表します。
一年を24つに分けた二十四節気の初日に投稿する。
一年のなかで一番寒さが厳しくなる2月に「立春」を迎えることに違和感を抱く方もいるかもしれませんが、立春最初の「東風凍解」とは土の中や水の中で春へ向けての準備が始まることをさすそうです。
日付が変わっているので「昨晩」撮影した写真を添付します。
カリンの枝先には新芽が動き出していました。
見えますか?
立春や 野に立つ棒を 水伝い
中村苑子(1913-2001)
野に立つ棒は枯れ枝なのかもしれませんが、棚場へ戻したこのカリンの枝先に朝露でもついていたら、この俳句の実写版が見れそうですね。
「立つ棒」に「滴る水」はまさに生命の根源を見事に詠んだ一句ですね。
と、知ったようなことを書いて新たなスタートとさせていただきます。
まだまだ寒さ厳しくなるようです。
無理のないようにご自愛ください。。