出仕事
- 日付: 2016.3.12
大樹園のお馴染み様である森山さんの棚場での植換祭に連れて行ってもらいました。
奥で作業しているのは大樹園の番頭、たくちゃんです。
気狂は立派な花梨も触らせてもらいました☆
鉢から抜いたばかりの状態です。
青は作業後で、赤はこれからです。
大事な木なので、気狂のあとに親方チェックが入ります。
この木は植え付けも親方です。
鉢底に水はけのいい中粒の桐生砂を敷き、同じサイズの赤玉と桐生砂を7:3で混ぜて竹炭少々を加えた砂を敷いています。
揺すって敷いた砂の隙間がなくなくし、正面の角度を調節しています。
二本のアルミ線を使い、鉢底から固定します。
木を固定したら隙間を砂で埋めていきます。
竹箸を優しく入れ揺すったりしながら根の間などに砂の隙間がなくなるようにします。
この作業では下へ小さな粒が下がっていくので、この時点で砂を十割入れてしまうと、鉢内の上下で砂の大きさの違いで生育環境が変わってしまうので5割から7割くらいまでにしておきましょう。
上層の砂をのせたら竹箸はもう使いません。
鉢底から泥水が出なくなるまで水をかけます。
鉢底からの水が綺麗になったので、完了です。
ちなみに第63回国風盆栽展に出品した時の姿がこちら。。